今の時代、原状回復工事だけで空室は埋まらない!

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以前の賃貸経営は、入居者が退去しても原状回復工事を行えばすぐ入居者が決まり、オーナー様にとっては、入退去の回転率が上がれば家賃収入以外の保証金や礼金などの収入も入るため、入居者のニーズをほとんど無視したリフォームだけでよかった時代でした。
しかし空室率が急上昇している現在、本当に原状回復工事だけで入居者が見つかるのでしょうか?

余程の好立地、利便性の良い物件ならともかく、駅から歩いて10分もかかる物件ならどうでしょう。
原状回復工事だけで手をこまねいていては、入るはずの収入が入らないばかりか、資産価値を著しく低下させることに繋がります。
大切な資産である物件の価値を低下させるのは本当にもったいないことです。
資産価値を向上させるもの低下させるのもオーナー様次第なのです。
入居者のニーズに歩み寄った賃貸経営を始めてみてはいかがでしょうか?

※原状回復工事=入居者が退去した後、入居前の状態に回復し貸出しが可能な状態にする工事のこと。
残留ゴミの撤去やクリーニング、汚れの激しいクロスや床を入居前と同じ状態に貼り替えるなどを含みます。

できることなら、最もカスタマイズしたいのが住まい

仕事を終えてやっとたどり着く自分の部屋。昼間は忙しく働くビジネスマンやビジネスウーマンも、自分の部屋に帰ると同時に自分を取り戻す時間になります。
たとえ賃貸住宅でも、自分の好きな雰囲気の中でくつろぎたいものです。
今、あらゆるものがカスタマイズされる時代になっていますが、最もカスタマイズしたいものは自分が暮らす住まいなのではないでしょうか。
しかし好みは人それぞれです。部屋を提供する側は、「入居者がどのような好みかわからないのに、いちいちニーズに合わせられない」とお考えでしょう。
全く、もっともな話です。しかしターゲットを絞ってみることで入居者のニーズが見えてきます。

例えば、20代30代の独身女性なら住まいに何を求めるか…。
DINKs(意識的に子供をつくらない夫婦)なら…。
小さな子供のいるファミリーなら…。
何となく見えてきませんか?まだ難しい場合はもっとターゲットを狭くしてみます。
20代30代の比較的余裕があり、トレンドに敏感な女性の住まいを想像してみます。

ターゲットを決めるということは、今やどのような業種においても当たり前のこと。
万人に好まれるものをつくるのは至難の業です。万人に好まれるものをつくろうとして万人に嫌われることになる可能性もあるのです。
賃貸経営はサービス業です。これだけ物件が供給過剰の状況下において、昔の家主然とした「貸してあげている」という意識では、賃貸経営そのものが危うくなっていくのは必然といえるでしょう。

不動産業者に丸投げは危険!

昔の家主さんは不動産業者に丸投げで安泰でした。借りたい人が多く、賃貸物件が少なかったからです。
現在の状況は言うまでもありません。昔とは正反対です。
現在もまだ不動産業者に任せていたら安心だとお考えでしょうか?
空室を抱えておられるオーナー様は、既に不動産業者に不信感をお持ちの方もいらっしゃると思います。
「本当に広告や営業活動をしているのか…」と。

しかし、考えてみてください。不動産業者も利益を上げなければなりません。
成功報酬なので、『契約してなんぼ』の世界です。すぐに借り手がありそうな物件に力が入るのは当然です。
なかなか借り手が付かないような魅力のない物件を営業活動するのは、はっきり言って時間の無駄なのです。
空室期間が長くなれば、仲介業者は必ず値下げを要求してきます。
値下げしても空室が埋まらない場合は、再度値下げを要求するでしょう。安ければ良いという入居者が現れるまで、値下げが続くことになってしまいます。

仲介業者は営業活動をしているように見せるために、「案内はしているのですが、決まらないのです」などと言い、実際に入居希望者を案内もしているでしょう。
しかしそれは、他の物件を決めたいための当て物件(業界では当て馬ともいう)として利用しているのかもしれません。

空室解消のための選択肢はふたつだけ

空室を解消するためにはどうすればいいか?
言わずもがなですが賃料を下げるか、魅力のある物件にするかしか選択肢はありません。
そして魅力のある物件とは、誰にとっての魅力なのかを考える必要があります。

オーナー様はどのような方に入居して欲しいと考えておられるのでしょうか?
空室リノベは、まずそこからスタートします。オーナー様が想定している入居者のニーズを考えます。
そして地域の特性を徹底的にリサーチし、物件に最適なコンセプトをご提案いたします。
これからの時代を生き抜く魅力溢れた物件に再生させること。それが空室リノベの仕事です。

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