空き待ちされるほどの人気物件と不人気物件の特徴は?

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空室を抱えているオーナー様の思いは、「どうすれば空室が埋まるのか?」の一言に尽きると思います。その答えを探るためには、人気物件と不人気物件の特徴を比較してみると、ご自身の物件がどちらに要素が多いのかが判断できるでしょう。冷静な目で物件の問題点を把握し、その後の対策を練ることをおすすめします。

 

交通の便が悪い

都心では駅から10分以上かかる立地は敬遠されがちです。郊外でガレージが付いている場合は、駅から多少遠くても問題ありません。

3点ユニットバス

トイレ・浴槽・洗面所が同じスペース内にある3点ユニットバスは、衛生面や使い勝手の悪さから敬遠されがちです。

和室

和室というだけで、選択肢から外す人も多いようです。カビやダニが発生しやすい、おしゃれな雰囲気ではない、古臭いといったイメージを持たれています。

管理が行き届いていない

やはり管理は大切です。入り口や廊下などの共有スペース・ゴミ置き場などが汚い、雑草が生えているなど見た目の悪い物件は、家賃が安くても人気がありません。

1階でセキュリティに不安がある

1階は防犯面で不安があり覗かれやすいため、敬遠されがちです。

居住者のことを考えていないつくり

洗濯機置き場がない、玄関入ってすぐに風呂場で脱衣所がない、風呂場のガススイッチが風呂場近くにない、極端に玄関が狭く傘を置くスペースがないなど、住む人のことを全く考えていないつくりの部屋は入居しても、使い勝手の悪さにすぐに退去されてしまいます。

人気物件の特徴

立地が良い

やはり1番は立地です。人気のエリアや住むための環境が整備されているエリアは家賃が高めですが、空き待ちがあるくらいの人気です。

家賃のわりに設備が良い

少々駅から遠くても、設備が充実していて家賃のわりにお得感がある物件は人気です。

デザイナーズなどおしゃれな雰囲気の物件

デザイナーズマンションなどおしゃれな物件は、家賃が高くても人気です。日々の生活にステイタス感や満足感を得たいと思う人も多くいます。また他とは違う個性的な物件を好む人も多く、コンセプトマンション・アパートも人気です。

空室を埋めるにはまず問題点の改善を

空室が続くにはやはり理由があります。原因を知り問題点を改善しましょう。立地や交通の便は改善できませんが、その他のことは全て改善が可能です。

3点ユニットバスは分離工事を検討しましょう。和室から洋室へのリフォームは比較的簡単にできます。管理が行き届かない場合は、管理会社に委託するか、自分で清掃業者を探し依頼する方法などがあります。

1階の空室がなかなか埋まらない場合は、セキュリティとプライバシーに配慮し、窓に防犯シャッターを付けるか、白い防犯砂利を敷き詰めるなども見た目がきれいで効果的です。また1階の利点を活かせるようなつくりにすることで、上階よりに人気が出る場合もあります。例えばおしゃれな専用庭をつくる、物置を置いて収納スペースを増やすなどです。

その他、居住者の目線に立って空室を一度見直してみましょう。コンセントの位置は適当か、キッチンは料理することが可能か(ガス台があっても調理台がないことも多い)、収納は適切なスペースが確保されているかなど。また、すぐにでも入居できるように家具を備え付けておくと、入居者は初期費用を抑えることができるため、入居しやすくなります。

物件は古くなればなるほど、価値が低下し魅力も失われていきます。本来なら築年数と共に家賃が低下していくのは仕方がないかもしれません。しかし新たな価値を付加することで、物件は新しい魅力を持って生まれ変わります。これからのオーナー様は常にそれを考え空室対策を心掛けなければならない時代だといえるでしょう。

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